時々小竹幸子さんの古淵のマリポサでのオーガニックローズ勉強会に参加させていただいてます。
再確認させていただくことは、自然の中にある力ってすごいな~ということです。
ここでいうその力というのは微生物の存在です。
微生物というと何かうにゃうにゃしている正体の知れないもの・・
というイメージを持ってしまいます。
私は、全く正式にそのところを学んだわけではありませんので、プロの方からすればあれ?ということもあることをご了解の上、書かせていただきます。
私たちの体にたとえれば、お腹の調子を整えるのによくヨーグルトを食べたりしますね。
あの牛乳からヨーグルトにするのには乳酸菌が役立っているわけです。善玉菌が増えてお腹の調子がよくなるということと庭作りには密接な関係があるということです。
善玉菌が増えれば庭の土も健康な土ということです。
菌といえば、他にもパンを作るときは、天然酵母などを使いますが、あれも微生物なわけです。まだまだあります。漬物はヌカを使いますね。ヌカの酵母が活かされておいしい漬物が出来るわけです。
日本酒、味噌、醤油なども酵母を使って作られてますね。
まだまだあるぞ・・忘れていけない大事な納豆菌。
最近この納豆菌もかなり着目らしいです。
この日本には、いろいろな微生物が存在していて有用な菌が大活躍しているのです。
時に、悪い菌が大繁殖してとんでもない目にあうこともありますが・・・
米ぬかオーガニック栽培というのはこの役に立つ微生物を使っているという点にあります。
土の中にはいろいろな微生物がいて土を豊かにしています。
土壌に有機体がなければ豊かな土にはなりません。
山がどうして豊かな森林を作っているのか・・・それは木々があるからそこに生き物が誕生し、植物とか生き物の循環で豊かな森を形成していくわけです。
大量の落ち葉で山があふれないのは微生物がいて生き物がいてその循環で山が豊かになっているのです。
ですから、その循環を庭に作ればよいわけです。
庭から出る有機物をそのまま使っても森のように出来ます。
いっその事、庭が森であればよいのですが、住宅地の中では広さもないしそうも行きません。
それに、虫も発生しますし(その虫が大事なんですが・・)見栄えが悪いということにもなります。
我が家も木々が多いので大量の落ち葉が出ます。
そのまま花壇の中においておいてもよいのですが、他の植物も植えたいし、あまりに堆積すると邪魔なのでコンポストの方に移動してコンポストの中で森の地面を作っています。
そのままほうっておいても土になるのですが、(いわゆる完熟土)
そこで早く堆肥化させる方法としてヌカや植物活力菌液などを使うということなのです。
ヌカは微生物のエサとなって何も加えない時に比べ、落ち葉などの有機物が早くに発酵して堆肥化が進みます。されにパワーアップしたかったなら有用菌を加えればよいのです。
私は、冬の間そのコンポストの中で作られた豊かな土を庭の花壇に戻します。
さらにもう一つの簡単な方法は、庭の花壇にそのまま有機物を残して、土ごと発酵(庭を森にたとえて有機物を有用菌を使って早く堆肥化させるという方法)してしまうと方法です。
この方法は小竹先生から教わりました。
ただ私の庭は膨大な有機物が出るので適当な量でとどめています。
この方法ですと、剪定した枝や庭から出るものもそのままで・・・よりお手軽ということになります。
発酵を進めるためには季節の変わり目ごとにヌカを撒いたり、植物活力液をかけたりしてさらにパワーアップしていえばよいわけです。
微生物が多くなれば、ミミズなども活発化して多くなり土はふかふかの豊かな土になるということです。ですから耕す必要ありませんし、化学肥料もいらないということになるわけです。
安上がりで安心安全
これほどいいことはないでしょう。
土が固くて困るわ~という方
夏場は大変なので秋から春にかけて生ゴミにちょろちょろっとヌカでも振り掛けて土に埋めて下さい。
早春に植物を植える頃にはふかふかの土になっています。
そしてその植物の根をしっかり張らせたい時は
活力菌液などを薄めてかければ・・・ばっちりということになるわけです。
ですから植えた植物がよく育つ・・農薬もならなくても大丈夫ということになるわけです。
米ぬかが虫除けになるのではなく(ある虫の虫除けになることもあるそうですが・・・)いわゆる害虫を退治してくれる虫も現れて・・・そこはビオトープといわれる豊かな庭となるというわけです。
こんな簡単なことが難しいとこととは思えません。
オーガニックということは
土を汚さないという基本ということです。
放射能汚染が問題になっています。
この豊かな微生物を保有している日本・・
汚染してしまった土地を一刻も早く安心安全な土地に戻してほしいものです。
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noella (日曜日, 10 7月 2011 23:03)
確かに自然というのはうまくできているので、それに逆らわず、逆に利用していけば、自然と人間の助け合い関係が進むと思います。
土を汚さない、本当に大切ですね。人の都合で大地はかなりめちゃくちゃですね。そのツケがめぐってきて第一次産業の産物が人々の健康を害するまでの事態に至ってしまったことは残念です。
菌って面白いですよね。「もやしもん」という漫画をしっていますか?お勧めです。
midorinosizuku (月曜日, 11 7月 2011 20:04)
noellaさん
科学の進歩で便利な世の中になったのですが、便利だけでは済まされないことを実感するようになりましたね。
「もやしもん」を見てみました。面白そうですね。
神の雫しかり・・・漫画ってかなりの知識レベルですね。